No.1 好きな(有名)人の結婚。
婚活女子にとって、最も衝撃的なニュース。
それは、誰かの結婚である。
女友達であれ俳優であれ、どんな知らせよりも心がざわつく。
誤解のないように言っておくと、友達の結婚報告を受けるのはうれしい。
知らせを聞いても妬まないので、安心して報告してほしい。
焦りや不安というのは、結婚式の帰り道に襲ってくるものだからね。
ところで、男性有名人が結婚したときの喪失感は何なのだろう?
言い知れぬ悲しみを、誰かと共有せずにいられなくなる。
俳優の戸次重幸さんと女優・市川由衣さんが結婚を発表した翌日に、TOKIOの国分太一さんの結婚報道があった。
昨年も、西島秀俊さんの結婚発表の2日後に向井理さんの結婚が発表されて、婚活女子の淡い期待が無残にも砕かれてしまった。
あれは、もはや事件だった。
彼らと結婚できるわけではないのは重々承知している。
でも、つらいものはつらい。
好きな人の結婚は、まだ経験していないさまざまなことを想像させる。
プロポーズはしたのか。
「娘さんを僕にください」的な挨拶をしたのか。
しかも、それをクリアしたのか。
結婚式は挙げたのか。
何ヶ月も前から打ち合わせをしたり、婚約者とケンカしたりしたのか。
結婚資金を貯めたりしたのか。
婚姻届を取りにいって、記入して、提出したのか。
など、考え始めたら眠れなくなってしまう。
こんな面倒くさそうなことにしたのか、誰かのために。
そう思うと、嫉妬の嵐が吹き荒れる。
世の中には、わたしの好きな人に愛されている女性がいるのだ。
ゆるせぬ。
果てしない敗北感と嫉妬を感じながらも、好きな人が結婚するときに見せたであろう男気にキュンとして、でもその相手は自分ではないことを思い出して打ちのめされる
……というのが、好きな人の結婚がつらい理由ではないだろうか。
先ごろ、好きな(有名)人が、結婚していることを知った。
好きな人が綴る「妻」とのエピソードは、なんとも美しかった。
不覚にも微笑んでしまうほどの幸せな結婚生活。
わたしは絶望的な気持ちになって、Kindleをそっと閉じた。
あぁ、つらい。
生まれ変わったら、あなたが飼う猫になりたい。
だけど、「妻」に嫉妬するから、やっぱりやめる。
でも、よかったこともある。
誰かを好きになるのはいいなと再確認できた。
そして、「わたしは結婚したいんだ!」と、ハッキリとわかった。
だから、悲しんではいられない。
とにかく出会わなければ。
「出会いさえすれば、なんとかなる」は、肉食女子の合言葉。
出会うのが10年遅かったか……。
やっぱり、行動は早いに越したことはない。
ここまできたら、婚活女子のガッツを見せようではないか。
「独身でいてくれてありがとう!」と、お互いに言える相手に出会うまで。
美濃部由紀(Yuki Minobe)
心理カウンセラー
心理学を婚活に活用したワークブック「ココロの婚活ノート」を共同で製作。
自身も婚活をしながら婚活女子のための心理学講座「秘密の女子会」を開催している。
心理カウンセラーの活動とWebコンテンツのライターを生業にしているため、あまり家から出ないのが目下の悩み。
「わたしのことが子ねこに見える人と結婚したい」と、わりと本気で言っている。
プロフィール
大阪@婚活女子のための心理学講座「秘密の女子会」
和歌山@婚活女子のための心理学講座「秘密の女子会」
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